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医者が家族だけにはすすめないこと

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医者が家族だけにはすすめないこと

著者:北條元治 形成外科医
2014年10月25日発売 本体 1,200円(税別)

「病院にかかると2割の人は損をする!」三代続く高血圧の家系に生まれ育った現役医師が、実名で明かした本当のホンネ。

■編集部から
本書は、医者がすすめる「適切な治療」から身を守り、元気に100歳を目指す65の知恵です。医者が患者には当たり前のようにすすめるのが、「標準治療」と呼ばれるものです。統計的に「8割が得をする治療」ですが、逆にいえば「2割が損をする」こともありえるのです。だから、「高齢者の開腹手術」などでは、自分の両親、家族だけには絶対にすすめないこともある。それが「医者」という人種です。高齢者の手術の見きわめ方、高血圧、がんへの対処法、薬とのつき合い方、身近な健康情報のウソ・ホント、そして"医者が話す言葉"の本当の意味まで、すべて明らかにしました。「医療で損をしないで、いつまでも健やかに暮らし、思いどおりの人生を歩んでいただくために必読の1冊です。


第1章 病院にかかると2割の人は損をする
第2章 高血圧は、絶対にほうっておかない
第3章 「がん」とわかったときにすすめない治療法、すすめる対処法
第4章 日常の病気とトラブルで、すすめないこと、すすめること
第5章 間違いだらけの健康情報。すすめないこと、すすめること
第6章 100歳まで行き抜くために選ぶこと、選ばないこと


著者プロフィール
北條元治(ほうじょう もとはる)
形成外科医。医学博士。
東海大学医学部非常勤講師。株式会社セルバンク代表取締役。RDクリニック顧問。 1964年、長野県に生まれる。1991年、弘前大学医学部卒業後、医師国家試験合格。信州大学医学部附属病院で臨床研修医ののち、米国・ペンシルベニア大学医学部形成外科を経て、1996年より2004年まで、東海大学医学部形成外科で重症熱傷治療と、培養皮膚の基礎研究に従事。2004年6月、株式会社セルバンク(東京都港区)を設立し、細胞の培養、保管を中核とした再生医療技術支援事業を開始。提携医療機関・RDクリニックでは、皮膚の自己細胞(線維芽細胞)を利用した再生医療で、2014年までに5名の常勤医師のもと、6000人以上へのアンチエイジング治療を行っている。主な著書に『ビックリするほどiPS細胞がわかる本』(サイエンス・アイ新書、2012年)、『妻の化粧品はなぜ効果がないのか 細胞アンチエイジングと再生医療』(角川SSC新書、2013年)がある。


目次
はじめに

第1章 病院にかかると2割の人は損をする

高齢者の開腹手術や開胸手術はすすめない。体へのダメージは計り知れないものがある

担当医がすすめる治療法は、医師としては理解できるが、家族として考えるとためらいがある

狭心症のカテーテルによるステント治療は、100人中99人が得をする治療

病院にかかると8割の人は得をするが、「2割の人は損をする」を頭の片隅に置いておく

一般医薬品なら、「2割が損をする薬」はそもそも販売が許されない

大学病院が「原因不明」とした高熱を伴う病気。
患者さんが「オウム病では?」と訴えても、無視する医師

「とりあえず注射を打っとこうか……」では、2割以上、損をする治療も実際にはある

9割が合格する医師国家試験。内実は、合格してもらわないと税金が無駄になる

医者のいう「十中八九だめ」は五分五分、「五分五分」は、ほぼ大丈夫という意味

逮捕、起訴されることもあれば、医療訴訟もある。だから、医師はつねに逃げ場をつくっている

医師は患者さんの人生までは考えてくれない。
そんな医師のいいなりにならず、自分の人生を歩く

医師は目の前の命を「なんの感情も持たずに治すことだけを考えろ」という教育を受けている

第2章 高血圧は、絶対にほうっておかない

血圧の正常値の範囲が見直されるが、この程度の差を神経質に心配することのほうが体に悪い

急激な高血圧はほうっておいてはいけない。降圧剤を飲んでも下げたほうがいい

そもそも血圧が高いと、何がいちばん怖いのか? どんな病気のひきがねになるのか?

高血圧の本当の原因はまだわかっていないが、
細くなった血管に、高い圧力がかかるのはよいことではない

家族に高血圧性の病気で亡くなった人がいなければ、ある年齢からは、ほうっておいてもいい

食生活や遺伝とも関係のない、二次性高血圧。降圧剤の効かない高血圧もある

内科と看板に標榜しているクリニックが、必ずしも生活習慣病を熟知している医師とは限らない

製薬会社の営業マンの情報だけが頼りという医師が多い。だから効かない薬が処方される

降圧剤を飲んでも高血圧が改善しないなら、高血圧専門医を受診する

上の血圧が150~160でも、体調に問題がなければ、食生活の見直しだけで様子を見てもいい

急な血圧上昇で、薬を出さない医師は信用しない。食事の見直しだけでは血圧は下がらない


第3章 「がん」と、わかったときにすすめない治療法、すすめる対処法

抗がん剤は無駄な治療だとは思わない。あのイレッサでの治療も選択肢のひとつである

「がん放置療法」には賛成できない。おすすめも絶対にできない

がんとわかったら、できるだけ早く治療する。私は家族にそう断言します

進行がんでも、治療方法を選択しながら治療を続ける

内臓の癒着や、腸閉塞を起こさないためにも、お腹はなるべく切らない治療法を選びたい

膵臓がんの手術での腹腔鏡下手術は迷う。視野の広く取れる開腹手術を選ぶだろう

がんの「先進医療」ならば治療の選択肢としたいが、「先端医療」には十分な注意が必要である

前立腺がんの摘出手術におけるロボット手術はすでに保険診療の対象になっている

高額な自己負担が必要な先進医療。
お金があるのなら、陽子線治療や、重粒子線治療は価値がある

「余命3か月」も、「余命半年」もあくまで統計上の推論。
ただし、がんの「5年相対生存率」は科学的な根拠がある

余命がそう長くはないと感じても、「藁にはすがらない」生き方をしたい

がんを最終的に「受容」する心を持つ。そんな精神の高みを目指したい

「命の期日」が切られたとき、本人だけでなく家族も「否認」「怒り」「取引」のプロセスをたどる

がんの予防として、ピロリ菌の除去や、子宮頸がんのワクチンは副作用を超える価値がある

公費健診からは「除外」となった胃カメラ。推奨は、バリウムでの検査。実力は案外あなどれない

がんになる確率がわかるという「がん遺伝子検査」はどんな場合に選択肢と考えるか

「将来手術ができなくなることを防ぐ」ための予防的な手術は本人の気持ちを最優先するべき


第4章 日常の病気とトラブルで、すすめないこと、すすめること

風邪を治せる医者もいなければ、ノロウイルス感染を治せる医者もいない

予防のために風邪薬を飲むのは無意味。早めに飲むことで、かえってだるくなる

抗生物質は細菌による炎症に効く薬。症状がやわらいでも、処方されたとおりに飲みきる

「老化か」「病気か」の線引きは「医者の都合」。診断がついて治療法があれば、病気となる

骨粗しょう症は治療できるから「病気」となるが、薬を服用してまで治療する病気かは疑問

名前を聞くだけで毛嫌いされる「ステロイド」。だが、ステロイドほどすばらしい薬はない

インフルエンザ予防のためのワクチンは打っておいて損はない

日本人の死因第3位の肺炎。肺炎球菌ワクチンなら、5年間、感染リスクから逃れることができる

認知症を見つけるための検査は必要なし。好きなことを続けることがいちばんの予防法

第5章 間違いだらけの健康情報。すすめないこと、すすめること

結論1=ビタミンCで「シミ」は消せない
●シミ対策なら、紫外線を防ぐことがいちばん
●体には必須な栄養素。不足すると細胞が壊れる
●シミは真皮に落ち込んだメラニン色素
●肌の状態がよくなって、シミが薄く見えることはあるが……
●シミを薄くするにはレーザー治療しかない

結論2=サプリメントに健康効果はない
●論文に効果が発表されていても被験者が少なすぎる
●ヨーグルトが「花粉症にいい」とされるのはプラセボ効果
●サプリメントを過剰に摂ることで臓器に影響が及ぶ
●必須アミノ酸も普通に食事をしていれば摂取できる

結論3=コラーゲンは食事で摂るのがいちばん
●肌においてのコラーゲンは、保湿のためにしか効かない
●コラーゲンでは、肌のハリは戻らない
●コラーゲンを飲んでも必ずしも真皮に到達しない
●体内ではコラーゲンもヒアルロン酸も、アミノ酸に分解される
●食事でおいしくコラーゲンを摂る

結論4=痛むひざにコンドロイチンは役に立たない
●コンドロイチンは関節の隙間に存在するムコ多糖類
●コンドロイチンを飲んでも、ひざに届くメカニズムはない
●むしろ、フカヒレを食べることのほうがいい

結論5=ポリフェノールのサプリメントで老化を止めるのは無理
●酸化とは錆びること。活性酸素がサビをつくるが……
●ポリフェノールは野菜や果物に豊富に含まれている
●成分含有量が多くても、体内で抗酸化力を発揮できるかは疑問
●赤ワインのポリフェノールは心筋梗塞を予防する?
●肝機能障害で先に亡くなるケースが多いだけ、ともいわれ……

結論6=「糖質オフ」「カロリーオフ」を飲んでいても太る
●運動不足になると、筋肉量も基礎代謝力も落ちる
●漢方薬には基礎代謝力を上げる働きをするものもあるが……
●オフでも、ゼロでも、アルコールのカロリーはしっかりある

結論7=極端なダイエットはすすめられない
●糖質を制限すると、肝臓や腎臓へのリスクがある
●短期的には脂肪や筋肉量も減るだろうが……
●続けるうちに低血糖となり、命にもかかわる
●炭水化物を控えることで、心筋梗塞のリスクが高まるという説も

結論8=摂取したカロリーは、つねに放出する習慣をつける
●筋肉量が減ると、代謝力が落ちてくる
●腹筋よりスクワットで、いちばん大きな筋肉を鍛える
●表情筋は鍛えられない。発生学上は内臓の筋肉と同じ
●無理して鍛えても、顔にシワができるだけ

結論9=ご飯を控えるよりも、砂糖を控えるべき
●砂糖抜きでも体にはなんの問題もない
●砂糖をとりすぎると膵臓が疲れてくる
●炭水化物は体内で糖分になるが、血糖値の上昇速度がゆるやか

結論10=濃い味つけは今からでも見直す
●野沢菜に醤油をかけるのが、かつての我が家の食生活
●塩分は1日6g程度が望ましい
●県をあげて減塩に取り組んだ長野は長寿日本一

結論11=運動は習慣化することが大切
●高血圧と診断されたら運動習慣を持つ
●日常生活のなかで、よく歩くことようにすることだけでもいい


第6章 100歳まで生きぬくために選ぶこと、選ばないこと

結論12=生活習慣は見直せても、老化は完全には止められない
●100歳まで生きられるのは、1万人のうち4人くらい
●心臓の細胞は再生できない。だから心筋梗塞が起きる
●肌の細胞は生まれ変わるが、真皮の細胞は生まれ変わらない

結論=13 iPS細胞でも臓器そのものはつくれない
●iPS細胞は、網膜や神経など単一の細胞をつくる
●心臓はできないが、心筋細胞はつくることができる

結論14=老化を遅らせる治療が、細胞医療では始まっている
●重度のやけどの治療法「培養皮膚」技術の応用
●肌の老化を遅らせる治療には、肌細胞が使われる
●動脈硬化の血管を、自分の血管内皮細胞で補強する
●ひざの痛みは、軟骨細胞の注入で治療する時代が来る

結論15=健康長寿に必要なのは「自分らしく生きること」
●誰もが100歳を目指せる時代だが、それが人生の目的ではない
●親が「自分らしく生きる」ことを支えるのが、子の使命
●生きがい、やりがいの結果が「長生き」につながる
●「子どもの成長だけが生きがい」という人は認知症につながる
●郷里に暮らす親と、都会に暮らす子。遠距離介護が現実になる

結論16=最期のときに「生かす治療」はいらない
●リビングウイルがあったとしても希望は必ずしも叶わない
●本人の意思があっても、人工呼吸器をはずすことはグレーゾーン
●やすらかな最期を願っていても「伏兵」は身近にいる
●「最期」の姿の分岐点は、人工呼吸器をつけるか、つけないか

おわりに