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ムック / 書籍

熱く生きる

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熱く生きる

著者:天野 篤 心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授
2014年2月5日発売 本体 1,600円(税別)

天皇陛下の執刀医 魂の生き方書。
思いを磨け――世のため人のために。
「偏差値50」からの闘う人生哲学。


■編集部から
この本は「世の中への激」だーー。
●自分が受けた恩恵は、世の中に返せ。
●難関校を出た秀才だけが医師になってよいのか
●ゲームばかりして、と叱る親は才能の芽を摘んでいる。
●すべての仕事は世の中のために役だってこそ価値がある。

日大医学部を卒業後、どこの医局にも属さずに、ひたすら腕を磨いてきた心臓外科医が、2012年2月、天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した。
偏差値50もなかった三浪の時代を経て、あえて厳しい道を歩んだプロフェッショナルの「思いと情熱の磨き方」「人生の切り開き方」――。


著者プロフィール
天野 篤(あまの あつし)
心臓血管外科医。順天堂大学医学部心臓血管外科教授。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。
1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTТ東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる。
2001年4月、昭和大学横浜市北部病院循環器センター長・教授を経て、2002年7月、順天堂大学医学部心臓血管外科教授に就任。
2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた天皇陛下の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。
心臓を動かした状態で行うオフポンプ手術の第一人者で、これまでに執刀した手術は6500例を超え、成功率は98%以上。2012年、松戸市民栄誉賞、蓮田市民栄誉賞、埼玉文化賞、受賞。主な著書に『一途一心、命をつなぐ』(飛鳥新社)、『この道を生きる、心臓外科ひとすじ』(NHK出版)がある。趣味はゴルフとテニス。


序章 君は「世のため人のため」を目指せるか


第1章 思いを磨け――世のため人のために生きろ


医師になってはいけない人がいる
自分が受けた恩恵を世の中に返したい――この思いが情熱になる
受けた恩に報いるために、最低20年は世の中のために働く
能力があるのに、働かない連中は許せない
人の支えで今日がある――それだけは忘れるな
志を持たないままで、天職と思えるのか
自己犠牲の気持ちを持たなければ、信用されることはない
「何かが違う」と気づいたら、頭の中で反芻し、修正する
ときには「勇気をもって撤退する」――それが明日につながることを信じて
今できることを確実に行う――それで結果は必ずついてくる
ふたつの大病を克服し、天寿をまっとうした患者さんに学んだこと
どこが分水嶺か、みずから感じてつかみ取る
無輸血手術への挑戦――それが患者さん希望なら叶えるのが医師の使命だ
人生のなかで「背負ったもの」が、その後の人生を決める
敗北をプラスに変える力。それは自分と向き合う時間だ
思いがあれば、人の3倍の努力は当たり前だ


第2章 人の逆を行け――偏差値50の闘い方


志、小なれば足りやすく、足りやすければ進むことなし
ゲームの才能を否定してはならない
才能を伸ばすのは受験教育ではない
どんなに頭がよくても、努力を怠れば成績は下がる
マージャンと深夜放送に夢中になり、学校では寝るだけだった高校時代
「ネジを巻いている時間」が、その後の頑張りにつながる
偏差値50もなかったが、最後はツモれると信じた 第1志望でなくても、入学できた学校には恩がある ストレートで医学部に入った連中よりも、浪人経験者のほうが社会性がある
体力、集中力、チームワークを磨く
試験のための勉強はしない。将来役に立つことを学べ
私大の医学部で学ぶことは分不相応だった


第3章 覚悟を持て――ゆずれない一線を決める


感染症に対峙して――問題を起こした部下も信じて使い続けるのが「責任」だ
手術方法への迷いもある。最優先は患者さんの望む手術後の生活だ
家に帰らないのは、闘いに備えて寝るか、無防備で寝るかの問題だ
収入の多い者は、誰よりも働かなければならない
あと戻りできない、厳しい道に自分を追い込む
人は変化することが怖い。別の流れになかなか身を置けない
思いと情熱だけでは届かない相手もいる。それが現実だ
プロフェッショナルとは、専門性だけでなく強い信念を持っていること
先人と同じ努力をしても意味はない。違う道に追い越す道がある
ためにならない存在には寛大になれない
保険をかけるための人よりも、優先すべき人がいる
「死」を全面に押し出して手術を迫る説明は卑劣だ
緊急時には能力以上のことはできない。だから、局面を俯瞰して見ろ
仕事に飽きるのは中途半端に妥協しているからだ
思い悩んでいるよりも、まず行動。隣の人の役に立つことでもやったほうがいい


第4章 先を読め――次の時代を見ろ


天皇陛下の手術より、さらに進んだ手術を誰もが受けられる
たまたま名をなすことはありえない。人生をかけてやってきたことがあるからだ
新しい技術は積極的に学ぶ。だが、取り入れるためには慎重さが必要だ
医師の年収には社会通念上の上限を決めるべきだ
大学教授も手術をする時代になった
90歳を超えたご高齢の方を手術できる時代になった
チャンスの与え方は、準備の心と、思いとプライドが優先。技量は最後だ
外科医は「絶滅危惧種」。目指す学生が減ったことには理由がある
55歳を過ぎても思いどおりの手術ができる
宮本武蔵に重なる生き方
手術の本質は、勝負を挑み、いずれかが果てるまで闘うということ


第5章 問いかけろ――疑問を持ち、行動を見直せ


メスを持つ外科医と、メスを持たない外科医が切磋琢磨する時代
占いで指摘されたことも、行動と振る舞いを見直すきっかけとする
訃報欄の「死因」に思う
耳を傾けるべきは人の声。常識を知らずしては人に寄り添えない
病を治すだけでなく、人を癒すのが本当の仕事だ
あいさつは重要だ。テレビの業界でできていることが、なぜ病院ではできないのか
手術記録は必ず自分で書く。それも翌日朝までには
手術スタッフに薬剤師が加わる。改革は「ノー」といわずに即実行
リスクを下げるために「三歩進んで二歩下がる」が本当の外科医
世の中にはもっとすごい奴がいる。壁を取っ払ったところで通用するかを考える


第6章 目標は高く――進むべき「道」を究めろ


ひとたび医師となったからは「すべてを患者さんのため」に
医師道を考えることで、攻撃的だった自分が変わった
名医は、10代の女の子の将来まで考えた手術をする
良医は妥協の道。究めるべきはやはり名医だ
医師道とは、みずからを極限にまで追い込んで、高い能力を発揮できる心と力
患者さんの回復で得られる達成感と幸福感
医師の力は出し惜しみしてはならない
ルールは守らなければならない。そのうえで改革の志を持つ
仲間には乱暴な口調でものをいう。それも外科医の文化だ
究める道に終わりはないが、道を退くときもくる
最後の恩返しは、社会の「扇の要」となる若い世代を育てること


おわりに

天野篤 年譜
心臓の機能と構造
心臓の病気と治療方法