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ムック / 書籍

100年を生きる 心臓との付き合い方

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100年を生きる 心臓との付き合い方

著者:天野 篤
2018年9月29日発売 本体 1,600円(税別)

延びる寿命! 110歳までトラブルのない心臓を目指すための読み物書です。60代から増えていく心臓病。その危険信号、予見、予防、治療、そして心臓手術の今、費用、医師、病院との付き合い方までを網羅した、天皇陛下執刀医による心臓との付き合い方の決定版。

■編集部から

心臓はハートの形をしたこぶし大の筋肉の塊。左右の肺に挟まれ、胸の中央のみぞおちあたりにあります。多くの成人の心臓は重さ約250~300グラム。1分間に約70回、1日に約10万回も収縮と拡張を繰り返し、体に新鮮な血液を送り込み、同時に体内から戻ってきた血液を取り込んでいます。 「これからは多くの人が100年を生きる時代になります。抗がん剤などの薬、手術支援ロボットによる手術や、人工臓器の進歩がさらに進み、平均寿命は当たり前のように延びていくでしょう。心臓は命が尽きるまでずっと鼓動し続けます。ですから、今の私は、『110歳までトラブルなく生きられる手術』を目指しています。」 (本書より)

本書は日刊ゲンダイ連載『心臓病はここまで治せる』(2014年7月25日付~2018年5月11日付)に加筆したものを、新たに書き下ろした原稿とともに構成した、オリジナルのハードカバー書籍です。

[目次]
はじめに●100年を生きる時代。私たちは心臓とどう付き合っていくか

第1章 心臓病治療の今
「はやい、うまい、安い」が、患者さんを回復に導く
「手術の賞味期限」をいかに延ばすか
心臓を止めない手術、「オフポンプ術」が負担を軽減させる
心臓手術では、脳梗塞を防ぐ手術も行っている
手術が必要になる心臓病とは
命取りになる急性大動脈解離。その緊急手術とは
高齢化で急速に増えた弁膜症。突然死リスクのひとつ
内科治療より外科手術。安心して復帰できる
カテーテル治療のリスクは、術前術後の薬にある
「まずは、カテーテル治療」か、「最初から手術」か
増え続ける大動脈弁狭窄症。高齢の女性に多い
心臓手術の8割で使用する「人工心肺」のこと
リハビリの基本は早く離床し、歩くこと

第2章 心臓病は予見できる
心臓の異常を示す、胸痛、めまいなど「6つの危険信号」
心臓病を早期発見できる「心臓ドック」のすすめ
発症リスクを高める動脈硬化。予防の一歩は、まず血圧
両親が心臓疾患の人の場合、2倍のリスクがある
悪玉コレステロール値が高い人は、薬を用いても下げる
血圧の「上が145」以上なら、降圧剤を服用する
尿酸値高めの人は動脈硬化が進み、心臓病リスクが高まる
虫歯菌が心臓の弁を破壊する。その恐ろしいメカニズム
突然死予見1 急性冠症候群を防ぐ
突然死予見2 大動脈瘤破裂と急性大動脈解離を防ぐ
突然死予見3 致死性不整脈を防ぐ

第3章 心臓を守る暮らし方
心臓は、早朝と夜間に悲鳴を上げる
運動しない人は「心臓病リスクが2倍アップする」理由
夏場の脱水は弱っている心臓にさらに負担をかける
ゴルフは「心臓発作が起こりやすくなる状況」が整っている
寒い季節に備える。心臓を守る冬の知恵
お酒と心臓病。体に引き起こす作用が心臓の負担を増大させる
冬の便秘が心臓のトラブルを招く。原因は「いきみ」
海外旅行を楽しむなら「三つの薬」を持参すべき
睡眠不足は大敵。しっかりした眠りが心臓を守る
心臓を鍛えるには「心拍数130」を意識して運動する
心臓を守る食事法。即やめるべきは「ドカ食い」

第4章 心臓に悪影響。この症状、この病気
インフルエンザは心臓にとって大敵になる
花粉症がもたらす症状が、心臓に大きな負担をかける
うつ病はさまざまな心臓疾患のリスクを高める
加齢で筋肉が減る「サルコペニア」は心臓病を重症化させる
高血圧の放置が腎臓にダメージを与え、心臓疾患を招く
糖尿病が進行し「血管が石灰化した人」の心臓手術
「がん」を抱える患者さんの心臓治療と手術
乳がん手術後の放射線治療が、20年後の心臓病につながって
大腸がんの高齢者は、心臓疾患を発症するリスクが3倍高い

第5章 医療の進化のなかで
手術支援ロボット「ダビンチ」が心臓手術に導入され始めた
ロボット手術に、人工知能……外科医の未来はこう変わる
これからの心臓血管外科は「足の血管」の治療にも
その手術、「リスクコア」とともに丁寧に説明されましたか?
予定日の前日でも、患者さんには手術を断る権利がある
患者さんの“勉強”で、リスクはより減らせる
「ゆとり世代」が抱える若年発症の心臓病リスク
なり手が減り続ける外科医。先端技術で未来はどうなるか?
高額化する先端治療の費用。そこで問われる「医療再生産性」
チーム医療こそが患者さんの利益になる

終 章 賢く医師を使うために
心臓血管外科は「手術数年間100例以上」の病院を探す
心臓手術は「3割負担」で100~150万円
同じ失敗を繰り返さない外科医。それが次代の医療をつくる
高齢化で複雑になる緊急手術に備えて実践していること
長時間労働の医師。自己管理力も外科医の適性のひとつ
医師ならば「限られた時間」を有効に使わなければならない
「国民皆保険」で育てられた医師は、恩返しの義務を負う
外科医の原点は創傷治癒。そこにすべての規範がある
「医師」であることより、「医者」を目指したい

【著者プロフィール】

天野 篤 (あまのあつし)

心臓血管外科医。順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTТ東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる。2001年4月、昭和大学横浜市北部病院循環器センター長・教授。
2002年7月、順天堂大学医学部心臓血管外科教授に就任。2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた天皇陛下の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。2016年4月より、順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。
心臓を動かした状態で行う「オフポンプ術」の第一人者で、これまでに執刀した手術は8000例を超え、成功率98%以上。
2012年、松戸市民栄誉賞、蓮田市民栄誉賞、埼玉文化賞、受賞。主な著書に『熱く生きる』(セブン&アイ出版)、『佳く生きる』(セブン&アイ出版)、『最新 よくわかる心臓病』(誠文堂新光社)などがある。趣味のゴルフでは、年間40ラウンドほどを楽しむ。